妊娠中(妊婦)積極的に摂りたい食事「イチジク」
秋においしいイチジクですが、妊婦にも、妊活中の女性にとっても、絶対おススメしたい果物です。その理由は、イチジクに含まれる植物性エストロゲンに秘密があります。
エストロゲンは、女性ホルモンのひとつであり、女性の身体のサイクルを維持するためにとても大切なホルモンです。イチジクにはそのホルモンバランスを整えてくれる植物性エストロゲンが含まれているのです。それ以外にも妊婦にとって嬉しい栄養素がたくさん含まれる優れものの食材です。
必要性
◆妊娠初期に必要な葉酸
妊娠初期にも、妊活中にも積極的摂取が必要な葉酸。葉酸は、胎児の脳や神経を作る際に必要な大切な働きをする栄養素。つまり胎児を健康に発育させたければ欠かせない栄養素です。
◆妊娠初期のつわりの手助けにビタミンB6
つわりがひどい時に、病院で点滴をするときにも入っている物質がビタミンB6。このビタミンB6には、つわりの際に苦しむ吐き気を和らげる効果があるんです。
◆妊娠中期の貧血対策の鉄分
妊娠中期になるとお腹の中で赤ちゃんがぐんぐん育つようになります。そうすると妊婦自身に加え、赤ちゃんの分も血液を送らなければいけなくなり、貧血になりやすくなる時期です。この貧血対策になるのが鉄分ですが、イチジクはこの鉄分もしっかり含んだ果物なんです。
◆妊娠中期の赤ちゃんの骨形成のためのカルシウム
赤ちゃんの骨を形成するために、妊娠中期にはいつも以上にカルシウムが必要になります。
◆妊娠後期に増えてくる便秘対策
妊娠後期になると、大きくなったお腹が他の臓器を圧迫し始めます。そうなると起きる妊婦泣かせのトラブルが便秘です。イチジクに含まれるペクチンという食物繊維が、腸を刺激し活動を活発にします。さらに整腸作用もありますから、便秘対策には嬉しい食べ物なんです。
◆血圧を抑えるカリウム
妊娠後期になると、血圧が高めの方も増えてきます。イチジクに含まれるカリウムが、血圧を抑える効果も果たしますので、健康を維持することもできます。
◆母乳の出がよくなる
イチジクは、食べると母乳の出が良くなると昔から言われています。ホルモンバランスを整える効果が、母体としての活動を支援してくれるのでしょう。
食べ方
果物なので、気軽にそのまま食べていただくのが一番良いでしょう。
生が手に入りにくかったり、食べ飽きたという方は、ドライフルーツのイチジクも、栄養がギュッと詰まった皮や種ごと食べることができるので生の果実以上の栄養を摂ることができます。ドライフルーツなら3粒で、1日分の鉄分やカルシウムを摂ることができますよ。