妊娠中(妊婦)に食べてはいけない食事「ピーナッツ」

ピーナッツ(落花生)など豆類には、脂肪分やタンパク質がたくさん入っている栄養価の高い食材。でも、ピーナッツは赤ちゃんがアレルギー体質になるから妊娠中は食べないほうがいい、なんて耳にしませんか?実は、2000年米国小児科学会が公式発表したのですが、2008年に撤回されているのです。ピーナッツの本当は?

 

 

脂肪

 

 

危険性

2000年に米国小児科学会では、生後3か月〜15か月の500人の赤ちゃんを対象に行われた実験結果から、ピーナッツをよく食べていた妊婦と、食べていない妊婦と比較し、ピーナッツをよく食べていた妊婦から生まれた赤ちゃんの方がアレルギー検査に引っかかる率が高かった、と発表して以来、ピーナッツは避けたほうが無難、とされていました。
しかし、この結果の科学的根拠が疑われ、2008年にはこの意見は取り消されているんです。

 

ピーナッツは食べてはいけない食品ではなく、食べ過ぎるのはいけない食品です。
それは、ピーナッツは脂肪分を45%も含んでいる食品なので、カロリーが高くなり太りがちになってしまうからです。高たんぱくなんですが、100gで580キロカロリーにもなります。
ただし、その脂肪のほとんどが不飽和脂肪酸なので、コレステロールを低下させる働きがあったり、たんぱく質やビタミンが豊富で、それ以外の効果が大きく積極的に摂りたい食品であることは変わりません。
また、ピーナッツは消化が良い食べ物ではないので、妊婦の胃には負担をかける可能性もあります。

 

対処法

ピーナッツは栄養価がとても高く、たんぱく質や脂肪が豊富です。
タンパク質には必須アミノ酸を8種類も含んでいますし、45%もある脂肪はほとんどが不飽和脂肪酸で身体にとっては良い効果があります。それ以外にもビタミンB1、ビタミンEを豊富に含み、カルシウムも100g中150mg含んでいます。

 

ただ、市販のバターピーナッツは塩分を含むので食べ過ぎは塩分の摂り過ぎになるため、禁物です。
また、問題はそのカロリー。
ピーナッツは、20粒(一掴み程度)で約18キロカロリー、100gあたり約580キロカロリーです。
アーモンドだと100gで約605キロカロリー、くるみは約675キロカロリー。ナッツ類の中では低い方ですが、食べ過ぎは禁物。サラダにかけたり、おやつとして数粒食べる程度がおススメです。

 


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