妊娠中(妊婦)に食べてはいけない食事「アルコール」

「妊娠したら、お医者さまからお酒を控えるように言われた。」お酒好きの方は、残念かもしれませんが、おなかの赤ちゃんへの影響を考えたら、やはり控えるべきでしょう。でも、妊娠中に全くダメというわけでもありません。

 

 

 

 

アルコール

 

妊娠をしたら、お酒を止められたという方がほとんどじゃないでしょうか?でも、本当に一口も飲んではいけないか?というとそうでもありません。アルコールが赤ちゃんに与える影響と正しい飲み方を知っていれば、そんなに気にすることもないんですよ。

 

危険性

アルコールが赤ちゃんに与える影響とは、奇形、未熟児、胎児性アルコール症候群による発育遅れや脳の発達障害、の可能性があるということ。

 

胎児性アルコール症候群を患うと、頭の大きさが通常よりも小さかったり、産後も入院し、通院が必要になる未熟児や、障害児として生まれてきたりします。このリスクを考えて、産婦人科のお医者様はお酒を控えるように勧めます。
お酒を飲むと、お母さんの血液中に流れているアルコールが胎盤を通じて赤ちゃんに届きます。つまり、赤ちゃんもお酒に酔っぱらってしまいます。明確な基準はないですが、奇形が出る確率が上がるのがワイン1杯(175ml)、日本酒1杯(グラス半分)、ビール1杯(350ml)として1日6杯以上を飲む場合です。8杯以上飲むと、赤ちゃんに胎児性アルコール症候群を発生する確率が30%〜50%アップしてしまうそうです。
1日にビールを8杯も飲み、それを毎日続ける妊婦はいないとは思いますが、この基準も母体がアルコールに強い体質かそうでないかで変わってきますので、控えておくほうが望ましいと考えられます。

 

対処法

アルコールによる胎児への影響を考え、完全にお酒を飲まないことが一番です。しかし、アルコールによる妊婦のリラックス、ストレス解消の効果もあるので、多少の飲酒も可能だと考えられています。

  1. 妊娠初期なら、1日にグラス1〜2杯、中期以降なら1日に1杯程度、までです。気になるなら、週に1杯程度まで落とせばさらに安心です。アルコール度数の強いお酒(テキーラ、ラム、ウオッカ)などは赤ちゃんに強い度数のお酒を届いてしまうのでやめましょう。自分はアルコールが強いから、なんて勝手な自己判断はやめたほうがいいですし、個人の体質の問題もありますので、お医者様が絶対ダメだという場合には、指導に従うようにしてください。
  2.  

  3. いきなりの禁酒がつらい方は、雰囲気だけでも楽しむために、ノンアルコールドリンクを活用しましょう。ビールやチューハイなど様々な種類でノンアルコールドリンクが登場していますから、お母さんのストレスにならずに無理ないですし、もちろん胎児にも優しい対処ができます。ただし、ノンアルコールドリンクにはアルコールの代わりに色素や酸味料、香料、酸化防止剤などの添加物が多く含まれています。これらはお母さんの身体の内臓機能の負担になったり、むくみの原因になったりもしますので、ノンアルコールだからと言って安心して大量に飲むのは厳禁ですよ。

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